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信頼される産地直売システムを |
| 催事販売のように、原価の10倍以上にも流通業者の利益が上乗せされた高価格で、着物が売られていることは、消費者の着物離れを一層促すことになります。また、実際に制作している職人さんが得る加工代から着物の市場価格を見ると想像以上の高額であり、本ものの作り手や、真面目に小売をしている人々の仕事への意欲をそぐものです。このような消費者・生産者双方とも納得できない現在の流通形態に一石を投じ、着る人と制作者お互いの顔が見え、信頼と責任の関係を結んだ上で、産地直売の着物を創り出したい、それが「本能ブランド」開発の意味です。 扱う着物の種類は、振袖や留袖のような、フォーマルで手間を掛ければ上限のない高級品ではなく、気軽に着られる街着です。そして「手抜き」によるのではなく、各工房制作工程での工夫と無駄の省略・危険負担のない受注生産であること、によって、現在の市場価格より安価に(1着5万円〜10万円前後)提供していきます。 今後は、若い人が浴衣の延長で気軽に着られる着物、従来の着付けに拘わらずバンカラ風に着られる男物、着物愛好者がじっくり自分好みに仕上げられる誂え着物等、お手頃価格で提供できるよう、デザイン・素材・加工方法を開発し、また、消費者の制作工程への関わり方等を検討して、地元だけではなく、遠方の着物愛好者も利用できるようなシステムをつくっていきたいと考えています。 |